日本大腸肛門病学会:
英文誌の創刊とコンサルティング型Editorial Office

顧客概要

学会名:一般社団法人 日本大腸肛門病学会
ジャーナル名:Journal of the Anus, Rectum and Colon
学会規模(会員規模):5,001~10,000
ジャーナル規模(投稿数):創刊
ジャーナル分野:医学系

提案概要

課題/要望

  • 学会の会員数を増やすために国際化が必要だったが、学会自身の英文誌がなく会員は提携している英文誌に投稿していた。
  • 国際情報発信のために英文誌を創刊することになり、理事にとって一番楽な対応が可能で、いざという時に日本語対応をしてくれる杏林舍にご依頼をいただいた。

提案

  • 創刊準備から国際基準に則したフルサポート
  • コンサルティング型Editorial Office
  • PMC収載コンサルティング
  • ESCI収載コンサルティング(ジャーナル・インパクトファクターの取得)

結果

  • スケジュール通り(6ヵ月)で英文誌を創刊
  • 創刊1年目にはESCIに収載された
  • 3年目にDOAJとPMCに収載
  • 4年目にCOPEのメンバーになった
  • 7年目にJIFを取得

コンサルティングの流れ

英文誌創刊の目的が会員メリットの創出と国際発信と明確であったため、単に英文誌を創刊するだけではなく、会員メリットにつながる魅力的な英文誌作りを心がけました。
そのため、直接的なジャーナル評価につながるジャーナル・インパクトファクター(JIF)の取得やPMCへの収載は、プロジェクト開始当初から重要なマイルストーンとしていました。

創刊にあたっては、編集委員会の発足に始まりジャーナル名の決定や投稿規定策定、HPの整備、投稿募集戦略の立案・実施など、無数にあるタスクの整理とスケジュールの厳密な管理が不可欠になりますが、学会様と編集委員長の積極的な参加と協力でスムーズに創刊までたどり着くことができました。

しっかりと国際基準を満たしたジャーナルの骨格を作りながらも、広報や読者の目を惹くコンテンツの企画をすることで創刊直後から安定した投稿数を確保でき、継続的な成長のための土台を築くことに成功しました。

結果として学会様や編集委員長との密なコミュニケーションのおかげで、スケジュール通り、6ヵ月という短期間で英文誌を創刊することができました。
また、創刊企画当初から狙っていたESCIへ1年で収載されただけでなく、
3年目にはDOAJとPMCに収載されることができました。
更には、厳格な倫理規定とその運用が求められるCOPEでも4年目にはメンバーになることができました。
そして、2023年にジャーナル・インパクトファクターを取得することに成功しました。

コンサルティングのポイント

  • 編集委員長、学会と密に連絡を取り合うことで、クオリティを損なうことなく、最短で創刊することができた。
  • 国内向け広報のみにとどまらず、TrendMDやWoSACといった広報ツールを活用した海外向けの広報を続け、幅広い層に向けた周知をすることができた
  • 同領域の英文誌が多いなか、様々な企画を通して魅力的なコンテンツを掲載することで差別化をはかり、国際基準を満たしながらも読者を惹きつける個性的なジャーナルになった。

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