日本医師会:
日本初の総合医学雑誌の創刊

顧客概要

学会名:日本医師会/日本医学会
学会規模(会員規模): 10,000~
ジャーナル名:JMA Journal
ジャーナル分野: 医学系
ジャーナル規模(投稿数):創刊

提案概要

課題/要望

  • 日本医師会では英文誌「Asian Medical Journal(後にJMAJと改名)」を出版し日本の医療に関する最新情報の発信を行っていたが、より国際的な情報発信を目指してPee-review誌の刊行が求められた。
  • 日本初の総合医学雑誌として世界の医学、医療に貢献することを目標とした英文誌を創刊することとなった。

提案

  • 国際基準に則したジャーナル創刊に向けたコンサルティング
  • コンサルティング型Editorial Office
  • ジャーナル制作
  • J-STAGEではなく独自OJサイトでの論文公開
  • PMC収載コンサルティング
  • ESCI収載コンサルティング(ジャーナル・インパクトファクターの取得)

結果

  • スケジュール通り(初回ミーティングから10ヵ月)で英文誌を創刊
  • 創刊3年目(2020年):PMC収載
  • 創刊4年目(2021年):年間200投稿を超える
  • 創刊6年目(2023年):ESCIに収載
  • 創刊7年目(2024年):JIF取得予定

コンサルティングの流れ

日本医師会様では既に英文誌「JMAJ」を発行されていましたが、査読論文がメインではなかったため、改めて第三者による査読を設けたJMA Journalを創刊することになりました。日本最大規模のジャーナル立ち上げということで先行きの見えない部分も多くありましたが、「日本初の総合医学雑誌として世界の医学、医療に貢献すること」を目標に掲げ、綿密な成長戦略を策定し実行しました。

公開プラットフォームにJ-STAGEを選択されるジャーナルが多いなか、JMA Journalでは、独自のプラットフォームにて全文を公開する選択をされました。

これにより、創刊のためのタスクは通常のジャーナル創刊に比べて膨大なものに及びましたが、事務局様及び編集委員長には緊密なコミュニケーションにご協力いただけたため、スケジュールに遅滞が生じることなく、最新の国際基準に準拠したジャーナルを創刊することができました。

またジャーナルの創刊の告知として下記の様な広報活動を行いました。
1) ジャーナルの紹介動画を公開
2) 会員向けの会報「日医ニュース」にJMA Journalの紹介記事掲載と広告掲載
3) 和文誌「日本医師会雑誌」にJMA Journalの広告掲載
4)アメリカ医師会の発行するJAMAと共同でシンポジウムの開催

結果

総合医学雑誌として幅広い領域から論文を受け付けられる体制が整えると同時に、国内外に向けた多様な広報活動を行っていただきました。また、読者を惹きつける数々の企画を実施したことで、国内だけでなく海外からも順調に投稿数を伸ばすことに成功し、4年目には年間投稿数が200論文を超えました。

厳しい査読によって掲載論文の質を担保し、また創刊当初から国際基準に沿ったジャーナルの運営体制を整えることで、国際誌として十分な質を備えることができていたため、PMCやESCIへも順調に収載されることができました。

コンサルティングのポイント

  • 日本医師会、日本医学会発行のジャーナルとして、最新の国際基準を迅速に規定類や論文対応に反映。
  • 総合医学雑誌としてOpinionを受け付けることにより、読者間の活発な意見のやり取りの場としても成長している。
  • J-STAGEではなく独自ジャーナルサイトを構築し、論文を全文公開

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