Clarivate Analytics社の発表するジャーナル・インパクトファクター(Journal Impact Factor=JIF)はジャーナルの影響力を示す最も有名な指標の1つです。JIFを取得するには同社の提供する総合学術論文データベースWeb of Scienceを構成するデータベースの1つESCI(Emergency Sources Citation Index)に収載される必要があります。
ESCIの収載には厳しい審査があるため、JIFを持っている=世界水準を達した魅力あるジャーナルという証明であると同時にWeb of Scienceでも検索可能となるため、JIFをもったジャーナルは世界中の研究者から注目を集めるようになります。Web of Science内のデータを使って競合誌と比較することで、ベンチマークの設定、同領域内におけるポジショニングや目標設定が可能になります。
ESCIの審査工程についてですが、大きく3つに分かれています
- Initial Triage
- Editorial Triage
- Editorial Evaluation
Initial Triageでは主にジャーナルのISSNの有無や出版形態などの基礎情報が審査されます。続いてEditorial Triageでは論文の各種規定の有無やその内容、出版状況、掲載論文の体裁等が審査対象となります。そして、最後にEditorial Evaluationでは著者の分布、編集委員会の委員構成や掲載論文の内容、ジャーナル運営における国際基準の準拠等が審査されます。
全ての審査工程をクリアするには投稿規定やジャーナルのホームページ記載事項など情報整理だけではなく、ジャーナルに掲載されている論文の内容やジャーナルの運営体制など、普段の査読審査や編集・制作工程から見直すことも必要です。
Seekl(シークル)のジャーナル・インパクトファクター取得コンサルティングでは、ジャーナルをあらゆる角度から分析し、雑誌の審査基準にどの程度合致しており、どの部分が不足しているのかを分析し、課題を明確化します。そして、いち早く課題に対する改善策を立案し、戦略的にジャーナル運営に反映することで、計画的なジャーナル・インパクトファクターの取得を実現します。
Seeklの『ジャーナル・インパクトファクター取得コンサルティング』のポイント
- JIFの取得により世界中の研究者の目に留まりやすくなる
- JIFの取得にはWeb of Scienceのデータベースの1つであるESCIへの収載が必要
- ESCI収載には厳しい審査があるため、申請前にジャーナルの全体的なブラッシュアップが必要
こんなジャーナルにおすすめ
- JIFが欲しいが何をしたら良いかわからない
- JIF取得に長年取り組んでいるが結果に結びついていない
- ジャーナルを1ランク上に押し上げたい