国際データベース収載コンサルティングサービス

「データベース(DB)収載コンサルティングサービス」はPMCやESCIなどの国際的なDBへの申請準備から申請代行、収載決定後の契約に至るまでを一貫してサポートするサービスです。
国際的なDBに収載されるためには掲載論文の質はもちろんですが、投稿規定や倫理規定などのジャーナル編集方針が国際基準に沿っていることが大変重要です。Seeklは国際的なガイドラインを基にジャーナルの状態を事前に診断して課題を整理し、解決に向けてサポートいたします。また、実際の申請作業や申請先との窓口業務を代行いたします。
国際的なDBに収載されると、掲載論文がDB上で検索される機会が増えて、ジャーナルや掲載論文の露出が飛躍的に上昇します。これによりジャーナルの閲覧数、被引用数、投稿数の増加が期待できます。

おすすめの学術ジャーナルのDB

Directory of Open Access Journals(DOAJ):

DOAJは“信用できる”オープンアクセス (OA) 誌のDBです。2000年代以降数えきれないほどOA誌が登場していますが、中には投稿料の徴収を目的としたジャーナル(通称ハゲタカジャーナル)もあり、大きな問題となっています。こうした中で、DOAJは独自にOA誌を審査し、国際的な基準を満たしておりかつ“信用できる”OA誌のみを収載しています。DOAJに収載されていることはジャーナルが国際的基準に準拠しており、かつ信用できるOA誌であることの客観的な証明といえます。他のDBとは審査基準が異なり、きちんと準備を進めれば比較的収載されやすいので、OA誌が最初に目指すDBとしてもおすすめです。

対象ジャーナル

  • 国際基準への準拠:必須
  • ジャーナル言語:全般
  • 分野:全般
  • 発行形態:オープンアクセス

Emerging Sources Citation Index(ESCI) :

ESCIは2015年に登場したClarivate Analyticsが提供するWeb of Science (WoS) の新しいデータベースで、小規模でも存在感を放つジャーナルや成長過程にある分野のジャーナルも収載対象としています。WoSは世界有数の学術情報データベースであり、収載されるとジャーナルインパクトファクター(JIF)が付与されることから非常に人気のあるデータベースです。一方でハイインパクトなジャーナルだけを収載していたことから、収載のハードルが最も高いDBの一つでした。しかしESCIの登場によって間口はぐっと広がったといえます。またJIFが付与されるのはWoSの中でもフラグシップDBに収載されたジャーナルのみでしたが、2023年からはESCIの収載誌にもJIFが付与されるようになりました。このためESCIにはこれまで以上に注目が集まっています。

対象ジャーナル

  • 国際基準への準拠:必須
  • ジャーナル言語:全般
  • 分野:科学系全般
  • 発行形態:全般

MEDLINE:

MEDLINE(Medical Literature Analysis and Retrieval System Online)は米国の国立医学図書館が提供する生物医学・生命科学系の文献の書誌情報オンラインデータベースです。
2022年現在、世界80カ国以上の国で出版された5,600以上の学術誌が収載されています。主として、1950年代以降の生命科学に関する非常に広い範囲の文献をカバーしており、医学、薬学、看護学、歯学、衛生学、獣医学、生化学、分子生物学、植物生理学から現代的な生命科学のほぼ全領域を網羅しています。PMCあるいはMEDLINEに収載されたジャーナルはPubMedで検索できるようになります。MEDLINE収載のための審査は厳しく厳選されたジャーナルだけが収載されています。多くが英文誌ですが条件を満たせば和文誌も申請が可能です。

対象ジャーナル

  • 国際基準への準拠:必須
  • ジャーナル言語:英文誌/和文誌
  • 分野:生物、生命科学系
  • 発行形態:全般

PMC:

PMC(旧PubMed Central)は米国の国立医学図書館が提供する生物医学・生命科学系オンラインジャーナルの論文アーカイブです。PMCに収載されたジャーナルの掲載論文はPubMed上でフルテキストが一般公開されることになります。 MEDLINEに比べると審査が通りやすいといわれていますので、PubMedでの収載を目指す生物医学・生命科学系の英文誌にはお勧めです。

対象ジャーナル

  • 国際基準への準拠:必須
  • ジャーナル言語:英文誌のみ
  • 分野:生物、生命科学系
  • 発行形態:オープンアクセス誌のみ

Scopus:

Scopusはエルゼビアが提供する世界最大級の抄録・引用文献データベースです。世界中から集められた28,000タイトル以上の逐次刊行物(査読誌・業界誌・ブックシリーズ)や303,000タイトル以上の書籍などから9,100万件以上の文献を収録しています。
ScopusはWoSと双璧をなす巨大なデータベースですが、小規模なジャーナルでも審査が通りやすいとされています。全分野(科学・技術・医学・社会科学・人文科学)が対象であり、英文誌のみならず一定の条件を満たせば和文誌でも申請が可能です。

対象ジャーナル

  • 国際基準への準拠:必須
  • ジャーナル言語:全般
  • 分野:全般
  • 発行形態:全般

Engineering Village – Compendex:

Compendexは、エルゼビアが提供する理工学系の統合データベースであるEngineering Villageに収載されている工学分野の書誌情報データベースです。Compendexを含むEngineering Villageは世界トップクラスの工学系大学の75%以上に利用されている、理工学系では世界有数のデータベースとなっています。
Compendexは工学分野では世界有数のカバー範囲をもち6,500以上のジャーナル、会議録を収録、1,500万件以上のレコードを収録しています。工学分野のジャーナルであれば英文誌のみならず一定の条件を満たした和文誌も申請が可能です。

対象ジャーナル

  • 国際基準への準拠:必須
  • ジャーナル言語:全般
  • 分野:工学系
  • 発行形態:全般

Seeklの『データベース収載コンサルティング』のポイント

  • 各種データベースの収載条件に精通したコンサルタントチームが担当
  • 収載条件を満たすための課題の整理から解決までのプランを作成
  • 申請作業及びその後の窓口業務を代行

こんなジャーナルにおすすめ

  • ジャーナルの認知度を向上させたい、質の客観的な評価が欲しい
  • 収載を目指したいが何から手を付けてよいかわからない
  • 長年収載に向けて取り組んでいるが収載されていない

【注記】

  • 本サービスは申請を支援するものであり、収載を保証するものではありません。
  • 収載決定後のデータ作成を弊社で行う場合は別途お見積もりとなります。

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