順天堂医学会:
大学医学会のジャーナルがPMCに収載!

顧客概要

学会名:順天堂医学会
会員数:1001~3000人
ジャーナル名: Juntendo Medical Journal
分野:医学
年間投稿数:51~100投稿

提案概要

課題/要望

  • PMC収載を目指し学会独自で準備を進めていたが、より確実性を高めたかった
  • 大学医学会発行のジャーナルがPMCに収載されている事例は非常に少ない

提案

  • PMC申請に向けたプランニング
  • 申請作業、申請後の窓口業務
  • 収載後のデータ作成

結果

  • PMC収載が決定

コンサルティングの流れ

データベース収載を目指すコンサルティングはほとんどの場合、ジャーナル全体のスクリーニングを行い、課題を整理し、解決した後に申請へと進みます。
そのためJuntendo Medical Journalもはじめにジャーナル全般のスクリーニングを実施しました。規定類は高いレベルで整っており、日頃からしっかりと運営されているジャーナルという印象でした。
しかし運営母体が大学であるジャーナルは著者やEditorの多様性が低くなりがちです。
PMCをはじめとする国際データベースの審査基準として、近年では多様性が重視されているため、審査通過の確実性がより高まるよう規定類やジャーナルサイトの記載事項の修正に加えてEditor構成についてもアドバイスいたしました。これらの修正を反映いただいた後、申請を行いました。

PMCの審査は「科学的価値の審査」「技術審査」の2つにわかれており、投稿規程やジャーナルHPや掲載論文など”ジャーナルの質”の部分が前者で審査されます。申請から約半年後、「科学的価値の審査」通過のお知らせが届きました。次に「技術審査」の準備へと取り掛かりました。

「技術審査」では、PMCの品質基準をクリアした掲載用データを作成できるかを審査されます。今回、通常号のデータ制作及び発行は別の制作会社にて行われておりますが、PMC掲載用データの経験が豊富な杏林舎にて「技術審査用のデータ作成」及び「その後の収載」までをご依頼いただくことになりました。
制作会社様のご協力もありスムーズに審査用データの作成が行え、無事審査通過ができました。

結果として申請から約7か月でのPMC収載となりました。国内の大学医学会としては6例目*の快挙といえます。
*当社調べ

大学医学会が発行するジャーナルはその目的や成り立ちから、PMCへの収載は難しいとされています。しかしJuntendo Medical Journalのプロジェクトでは、関係者間の緊密なコミュニケーションとスピーディーな改善の実施により、短期間でPMC収載審査に通過することができました。

コンサルティングのポイント

PMCなどのデータベース収載コンサルティングにおいては、コンサルタントと編集委員会及び学会様との緊密な連携が不可欠です。この連携がうまくいかないと、申請までの準備期間が長期に及んだり、十分な改善を実施できないまま申請することになったりと、収載の可能性を下げてしまうことに繋がります。
Juntendo Medical Journalでは、担当委員が非常に熱心で積極的に協力いただけたことも収載審査の早期通過に大きく寄与しました。

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