今年も最新のJournal Impact Factor (JIF)発表の時期が近づいて参りました。JIFは例年6月の最終週に発表されていますので、残すところあと数週間です。JIFが発表されましたら、改めて皆さんにお知らせします。
JIFといえば毎年その上下が気になるところですが、実は数値よりもさらにジャーナル運営にとって重要なのは「JIFを保持し続けられていること」です。JIFは一度取ってしまえば安心!とお考えの方もいるかと思いますが、実はそうではありません。こちらのコラムにもある様に、実は JIFの付与をストップされてしまうことがあります。
そもそもJIFの付与される条件にはClarivate社が運営するジャーナル・データベースWeb of Science(WoS)にジャーナルが収載されていることが大前提となっています。しかし収載ジャーナルは常にWoSの専属Editor陣によって継続的にモニタリングされており、WoSの収載条件に満たないジャーナルはWoSから除外され、その結果として JIFを失うことになります。
除外には大きく分けて3つのケースがあります。
- Editorial De-listing (編集、出版方針による除外)
- Production De-listing (出版上の問題による除外)
- Cease (廃刊、休刊などによる除外)
これらの詳細や実例についてはこちらの記事で詳しく説明していますのでご覧ください。
もし、ご自身のジャーナルが当てはまってしまうのでないか…とご心配でしたら、ぜひSeeklまでご相談ください。