知らずにやってしまう「二重出版」を防ぐには?ICMJE・COPEの国際指針から学ぶポイント
「二重出版」とは、発表済みの著作物と重複した内容のものを、過去の出版物を明記しないまま、あたかも新規の著作物であるかのように発表する行為を指します。学術出版において二重出版は禁止されています。しかし、こうしたルールを正しく理解していない著者は少なくないため、「…
CSE2026参加報告5:学術出版におけるAIライセンシング
CSE2026ではAI関連のセッションが数多く開催されました。中でも関心を集めていたのが、AIライセンシングを扱ったパネルディスカッションです。 AIライセンシングとは、出版社や学会が持つ論文・ガイドラインなどのコンテンツについて、AI企業による利用を許諾する…
CSE参加報告4:学術論文投稿数の激増とその裏に潜む課題
CSE参加報告第4弾:学術論文投稿数の激増とその裏に潜む課題 世界中に大きな変化をもたらしているAIですが、実は論文投稿数の急増にも大きな影響を及ぼしています。Silverchairの調査によると、2026年のScholarOneを通じた論文投稿数は86万件に…
<速報>2026年度版 Journal Impact Factor 発表!
2026年6月、今年も最新のジャーナル・インパクトファクター(JIF)が発表されました。学術誌の評価指標として長らく最重要視されているJIFとその周辺の動きを追うことは、学術出版のトレンド把握につながります。今回は、JIFの概要や最新版の特徴、運用における対策…
CSE参加報告3:基調講演「信頼の変化:新時代における学術出版コミュニティ内における協調」
Johns Hopkins University Press の Chief Transformation Officer である Queen 氏の基調講演の様子をご紹介いたします。私たちが現在直面している変化の本質をとらえており、とても印象的でした。 技術革…
CSE参加報告2:査読の新たな可能性
2026年のCSE Annual Conferenceでは、多様性やバイアスについて考えるセッションが複数ありました。質疑応答も活発に行われており、学術出版の分野においても、より開かれた体制を目指して取り組みが進められていることが伺えました。今回はその中でも、…
CSE参加報告1 : 世界水準のジャーナル創刊とは
CSE参加報告第一弾は、「ジャーナル創刊」についてです。ジャーナルの新規創刊時に考慮すべき事項は多岐に渡り、さらに初期段階での決定内容がその後の運用を左右するため、綿密な設計が欠かせません。 これまでジャーナル創刊に多く携わってきたSeeklとしても学びの多い…
CSE Annual Meeting 2026 参加報告
2026年5月3~5日にアメリカ・ノースカロライナ州のダーラムでCSE(Council of Science Editors = 国際科学編集者会議)のAnnual Meetingが開催されました。今年はSeeklから3名が参加しました。現地の様子含め、会場で…
価格弾力性の研究が示す「APCと投稿数の関係」
APC(論文掲載料)の導入を検討する雑誌からは、「料金を設けたとたんに著者が逃げてしまうのではないか」という懸念がよく聞かれます。直感的にはもっともですが、この10年ほどの実証研究は、やや異なる現実を示しています。 結論から言えば、著者は価格に対してそれほど敏…
生成AIと”幻の文献”
生成AIがあっという間に出してくれた回答が、よく調べてみれば根拠のない情報だった、という経験はないでしょうか。これは生成AIのハルシネーションと呼ばれ、AIがもっともらしいのに事実ではない情報を出力する現象を指します。ハルシネーションは「幻覚」を意味し、一見正…











