ジャーナル診断のすすめ
ScopusやESCIといった国際データベースに収載されたい、投稿数を増やしたい。 ジャーナルの目標は、短期的であれ中長期的であれ、様々です。しかし実際に目標達成に向けて行動しようとすると、具体的にどうすればいいのかわからない、あるいはこのまま進んで大丈夫なの…
OA出版大国 インドネシアの急成長に学ぶ
Seeklコラムでは連日オープンアクセス(OA)について取り上げていますが、近年OA出版はもはや主流な出版スタイルの一つと言えます。 OA出版を行う上で欠かせないのが、国際的なOAジャーナルのディレクトリであるDirectory of Open Access …
米国政府閉鎖に伴うPubMedサービスへの影響について
国内ニュースにも取り上げられていますが、10月1日より米国政府が閉鎖を続けています。 この影響により米国国立医学図書館(National Library of Medicine, NLM)が運営する文献検索データベース「PubMed」にも一部障害が生じていると…
公的資金と即時OAの義務化
研究にはお金がかかる。 程度の差はあれ、これはどの分野にも共通した事実でしょう。 研究に必要な設備や試薬はもちろん、論文を読むにも投稿するにもお金がかかります。 この研究予算、少なくともその一部は、科学研究費助成事業(科研費)を始めとした公的な資金で賄われてい…
オープン・アクセスの光と闇
「巨人の肩の上に立つ」ためには、古今東西の知の資産に触れなければなりません。これを後押しするのが、学術論文に対し、誰もがインターネットを介して無料でアクセスできるOA(オープン・アクセス)です。いまや世界的な潮流となっており、人類の知を広く共有する有益な取り組みである一方で、注意すべき動きもあります。まずはOA誕生の背景から昨今の周辺情報に至るまで、ひとつずつ見ていきましょう。
AIにだけ見えるもの:移り変わる不正行為
AIへの指示を隠した論文 あらゆる道具は、使う者によって善にも悪にもなりえます。昨今ますます進化しているAIツールもまた、人間からの「プロンプト」とも呼ばれる指示をそのまま反映するため、使う者の倫理が改めて問われています。これは学術の世界においても例外ではあり…
同じ論文、違う結末―重複出版にどう向き合うか
デジャヴ(既視感)は、時として初めて見るものに対しても抱くことがありますが、論文に対してデジャヴを感じたなら、注意が必要です。出版済みの論文を、引用や参照なしに再度出版されていれば、それは重複出版になります。以前、こちらのコラムで論文執筆における3大不正行為に…
2025年版 Journal Impact Factor発表:研究の質をより重視する新たな変更点
6月18日、Clarivate社より2025年版ジャーナル・インパクトファクター(Journal Impact Factor)が発表されました。Journal Impact Factorはジャーナルのインパクトを表す重要な指標としてジャーナル運営に広く活用されており、今年で50周年を迎えています。*1
またあわせて計算方法の変更が発表されました。これは学術出版業界全体が「論文の質」により注目し、研究の信頼性を強化するための重要なステップとなるでしょう。
PubMed掲載が学術ジャーナルにもたらす価値とは?
PubMedは、世界中の主要な医学・生命科学系ジャーナルに掲載された論文へ無料でアクセスできる文献検索エンジンです。米国国立医学図書館(NLM)の国立生物科学情報センター(NCBI)が作成・管理しており、1946年から現在までの膨大な文献情報が収録されています。
では、ジャーナルがPubMedの検索結果に表示されることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。またジャーナルをPubMedに表示するにはどうすればよいのか、見ていきましょう。
ジャーナル・インパクトファクターは取った後も大変? 取得済みジャーナルが知っておくべきこと
今年も最新のJournal Impact Factor (JIF)発表の時期が近づいて参りました。JIFは例年6月の最終週に発表されていますので、残すところあと数週間です。JIFが発表されましたら、改めて皆さんにお知らせします。








