CSE出張番外編:アメリカの肉とモール
少し時間が経ってしまいましたが、5月にミネアポリスで開催された科学編集者会議 CSE2025 に参加してきました。(CSE2025の様子はこちら) 今回は男性2名での参加です。カンファレンスの内容は別の記事で詳しくレポートしますので、ここではアメリカ滞在中に見…
CSE参加報告2 : 学術出版における「インフルエンサー」とは
前回に引き続き、2025CSE年次大会で行われた興味深いセッションをご紹介します。 「Is There Such a Thing as a Scholarly Publishing Influencer?(学術出版における“インフルエンサー”は存在するのか?)…
CSE参加報告1:学術出版の未来を切り開く「スタートアップ」企業
2025年5月4~6日にアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて、CSE(Council of Science Editors = 国際科学編集者会議)が開催され、今年も杏林舍から2名が参加しました。 (CSE全体の様子はこちら) 少々時間が経ってしまいましたが本…
ジャーナル診断のすすめ
ScopusやESCIといった国際データベースに収載されたい、投稿数を増やしたい。 ジャーナルの目標は、短期的であれ中長期的であれ、様々です。しかし実際に目標達成に向けて行動しようとすると、具体的にどうすればいいのかわからない、あるいはこのまま進んで大丈夫なの…
OA出版大国 インドネシアの急成長に学ぶ
Seeklコラムでは連日オープンアクセス(OA)について取り上げていますが、近年OA出版はもはや主流な出版スタイルの一つと言えます。 OA出版を行う上で欠かせないのが、国際的なOAジャーナルのディレクトリであるDirectory of Open Access …
米国政府閉鎖に伴うPubMedサービスへの影響について
国内ニュースにも取り上げられていますが、10月1日より米国政府が閉鎖を続けています。 この影響により米国国立医学図書館(National Library of Medicine, NLM)が運営する文献検索データベース「PubMed」にも一部障害が生じていると…
公的資金と即時OAの義務化
研究にはお金がかかる。 程度の差はあれ、これはどの分野にも共通した事実でしょう。 研究に必要な設備や試薬はもちろん、論文を読むにも投稿するにもお金がかかります。 この研究予算、少なくともその一部は、科学研究費助成事業(科研費)を始めとした公的な資金で賄われてい…
オープン・アクセスの光と闇
「巨人の肩の上に立つ」ためには、古今東西の知の資産に触れなければなりません。これを後押しするのが、学術論文に対し、誰もがインターネットを介して無料でアクセスできるOA(オープン・アクセス)です。いまや世界的な潮流となっており、人類の知を広く共有する有益な取り組みである一方で、注意すべき動きもあります。まずはOA誕生の背景から昨今の周辺情報に至るまで、ひとつずつ見ていきましょう。
AIにだけ見えるもの:移り変わる不正行為
AIへの指示を隠した論文 あらゆる道具は、使う者によって善にも悪にもなりえます。昨今ますます進化しているAIツールもまた、人間からの「プロンプト」とも呼ばれる指示をそのまま反映するため、使う者の倫理が改めて問われています。これは学術の世界においても例外ではあり…
同じ論文、違う結末―重複出版にどう向き合うか
デジャヴ(既視感)は、時として初めて見るものに対しても抱くことがありますが、論文に対してデジャヴを感じたなら、注意が必要です。出版済みの論文を、引用や参照なしに再度出版されていれば、それは重複出版になります。以前、こちらのコラムで論文執筆における3大不正行為に…










