科学出版の羅針盤:CSE Recommendationで読み解く、良いジャーナルの条件
質の高い論文が多く集まる雑誌とはどのようなものでしょうか。例えばジャーナル・インパクトファクター(JIF)を取得することや、PMC・MEDLINEなどの国際的なデータベースへ収載されることはジャーナルのブランド価値を高め、研究者たちの注目を集めることにつながります。これらの目標を達成するためには厳しい審査を通過する必要があり、そのためには出版倫理基準を定めている国際的な団体が発表するルールに沿ってジャーナル運営を行うことが重要となります。今回は、科学分野の出版ルールとして権威のあるCSE Recommendationについてご紹介します。
学術集会 講演:AIを用いた論文執筆の現状と問題点
講演に至った経緯 去る10月17~19日、日本形成外科学会の基礎学術集会が、お台場のヒルトン・ホテルで開催されました。18日の「AIを用いた論文執筆の現状と問題点」というセッションでは、Seeklを代表してシニア・マネージング・ディレクターの岡田が講演を行いま…
知りたい! 中国における学術コミュニケーションの今―ISMTE参加報告2―
2024年7月に開催されたISMTE(International Society of Managing and Technical Editors)の参加報告の第2弾です。中国の研究事情に関する興味深いセッションがありましたので報告します。 (第一弾『ISM…
ジャーナルのSNSが陥りがちな問題とその対策とは?
TikTok、Instagram、X、Facebook…。世はすでにSNSがあたりまえの時代となりました。国内外を問わず、多くのジャーナルや学会もSNS運用に乗り出しています。が、成功するアカウントはほんの一握りで、開設したまま放置されていたり、最後の投稿から…
ISMTE参加で見えてきた、投稿先に“選ばれる基準”とは?
2024年夏、SeeklはISMTEに参加してきました! 今年は5月にCSE(科学編集者委員会)へ参加しましたが、7月にはISMTE(国際マネージング&テクニカル・エディター学会)の年次学術集会にも参加致しました。今年は米国ペンシルベニア州ピッツバーグでの開催…
ピクルス好きのピクルス好きによるピクルス好きのための祭典“ピクルスバーグ”
7月にISMTE(国際マネージング&テクニカル・エディター学会)の学術集会参加のために、Seeklメンバーでアメリカペンシルバニア州のピッツバーグへ行ってまいりました。常に最新の学術出版事情にキャッチアップするためには、こういった国際的なカンファレンスへの参加…
世界大学ランキング2025
英国の大学評価機関QS(Quacquarelli Symonds)は、6月5日、世界大学ランキング2025(QS World University Rankings 2025)を発表しました。 QS世界大学ランキングは2010年から公表されており、105の国・…
2024年CSE参加報告その3:投稿規程の読みやすさ
今回のCSEでは「投稿規定の読みやすさ」に関するセッションがあり、その中で数十ジャーナルを抱える米国の大手学会による著者への「投稿先判断における投稿規定の役割」に関するアンケートの結果が発表されました。 アンケート結果によると著者が論文の投稿先を検討するにあた…
<速報> ジャーナル・インパクトファクター2024発表!!!
6月20日に2024年のJournal Impact Factor(ジャーナル・インパクトファクター = JIF)が発表されました。 (ちなみにImpact Factor(インパクトファクター)と呼ばれる事も多いのですが、発行元であるClarivateによると…